あちらには彼が

あす、6月20日はコーヒー ムテのドライブスルー。北名古屋市のヘアサロン、tablier さんの軒先をお借りして行います。あっさりしたもの、どっしりしたもの、2種類のブレンドをご用意。ドーナツもございます。遊びに来てくだ...

二人は止められない

濡れないように歩くより、手ぶらで体を捧げてしまう方がいい。裸足でステージに立つミュージシャンが苦手だった。自然体であろうとする姿勢(この表現がもう、トラックに置き去りにしたいくらい、陳腐で恥ずかしい)を額面通り受け止める...

私の名前とは

いつも名前を探している。 今日は電話を何本もかけた。海沿いで、コーヒーを淹れたいんです。電話口からは、思った以上の困惑が伝わってこない。良い人が電話に出てくれた。もう一本、おたくの神社の舞台でライブをしたいんです、という...

雑然と思うでしょう

ガットギターを弾いていると、時々弦を弾く指先に目がついているような感覚を覚える。目、というと正確さを少しく欠いているかもしれない。指先にそれが備わる事で初めて、私はナイロン弦を間近に見て聴いて、触ることができているように...

口を開いたのがはじまり

メタセコイアという名前の樹木がある。三木博士という方が発表した論文によると、絶滅したと考えられていたスギ科の樹木だったが、1940年代に中国の四川省で神木として祀られているものを、現地の学者さんがメタセコイアであると同定...

8月32日

昨日は日記を書き忘れていたようである。もし私が今、ラップトップを閉じて液晶テレビにたたきつけ、i-Phoneを不燃ごみの袋に投げ入れ、日めくりカレンダーを最後のページまで破いて捨てて、時計の盤面を玄翁で叩き壊したとしたら...

長い防波堤を

産毛に水滴が引っ掛かったような、軽いわずらわしさを感じて腕をさする。明日はコーヒー ムテのドライブスルー。北名古屋市のヘアサロン、 tablier さんの軒先をお借りします。深煎りと中深煎り、二種類の豆とコーヒー、ドーナ...

恋し坪井

日がな一日ギターを弾いて過ごした。われながら暢気なものである。豊かな語彙を、無機的でもあり爽やかでもある歌声で歌い上げるスピッツが好きだったが、ある日歌詞をじっと見ていると、なんだこれは、全部恋人に捧げる話じゃないか!全...

私の作る店は

久しぶりの雨である。窓を開け放ってその足取りに耳を澄ます。水の音は心地いい。作業の手が止まった瞬間に耳にする、洗濯機のドラムが回る音はやすらぎである。雨は永らく嫌いだった。お気に入りの長靴を手に、今は大分、好きになってき...

この色でいいのかい

猫が三日ぶりに見つかった。車に轢かれたわけでも、首輪が外れてしまったところで運悪く保健所に通報されて、連れていかれてしまったわけでもなく、安堵する。学生時代からのお付き合いが続いて、父と母は結婚した。レコード屋で、財布と...