10/26

今日は特に振り返ることがない。滞りなく動いた、ということなのかもしれない。どこで何をして、誰と過ごしたのか、覚えてはいるけれど、思い出せない(とても矛盾を孕んだ表現である)。喜びが心を訪れ、希望を語り合ったはずなのに、や...

10/25

10月が終わろうとしている。日記を少しも書き記そうともしないまま、日記に書き記すべきさまざまの情念が私を訪れては通り過ぎていった。つまり時間を無為に過ごした。 精神的な不調が永らく続いていた、しかしこれもひとえに、日記を...

10/6

「筋肉は決して裏切らない」とは、どちらかと言えば笑いの文脈において引用されることが多いのかもしれない、けれど切実な問題である。朝、起きて布団から這い出る。手のひらに力が入らない朝なんてものが、幼い頃は何度かあった。握力は...

10/5

スタートダッシュで出遅れる…。みなさんはレースゲームのゴーストという存在はご存知だろうか。自身の最高記録を打ち立てた走りを再現して走る、いわばペースメーカーのような存在である。ゴーストと呼ばれることが表徴するように、現実...

10/4

右耳が聞こえなくなって、そもそも外耳がごっそりと削ぎ落とされていることに気づく。傷跡はない。つるんとした肌がそこにある。懐かしい声でなにやらをささやく気配があり、反対側の耳と震える肌が言葉に置き換えようとするけれど、そこ...

10/4

昨夜は瀬戸の『ひしの夜市』という催しでの出店であった。帰ってきて目が覚めたら、起き上がらなければならない。いつもそうである、起き上がらなければならない。悲鳴をあげ尽くした腰は声を涸らして、音も無く啜り泣いている。体中の筋...

9/28

腰痛がぶり返してくる。こまったな。全然関係ないけど、関西のイントネーションで発せられる「こまったな」はかわいらしい。 YouTuberなる職業を知った当初は、河原乞食だなんだと、軽んじていたような気がするけれど、今では寝...

9/27

10日ほど前から腰を痛めている。痛くなるのは腰ばかりである。今回は左足の痺れを感じ、仕事を数件飛ばして養生することに。痛む身体をかばいつつ、用心しながら焙煎した豆を発送して過ごす。穏やかで、子供ともゆっくり遊べる有意義な...

9/14

一日中腰が痛かった。私には足があり、見たところ足で地面を踏みしめて立っているはずなのだが、足に力が入っていない。そのことに今日初めて気がつく。座っていればなおのこと、である。人間の正しい立ち方、座り方とはなんであろうか。...

9/13

自主企画を終え、日常が戻ってくる。すなわち腰痛が戻ってくる、といった形である。なぜ腰なんてものがあり、私は二足歩行を続け、年輪のごとくどんどんと首が太くなるのだろうか。身体が疎ましい。生殖に適当な年齢を越えてからの、人間...