Emmah

俺の知らないもう半分の君を
見つめていたことに気づいて少しほくそ笑む
ぬかるんだ遊歩道にグッと染まるエアフォースと
折り畳まれて落ち窪んだ三日月を
せいので渡る僕ら回遊の途中で
アイレットがドラムを叩く音まるで聞こえちゃいない
笑い転げていたからね
体が欲しい体が欲しい体が
俺の知らないもう半分の君が
気兼ねしてこっそりと分け置いてくれたんだ
三等星を掲げた臭いシガリロと
手放したばかりの吸引機を見比べて
わたしたちって、とか雑なエマルジョンを見せる
君の乳房に走る血管が光る、六波羅…なんとかと聞こえたふりをする
体が欲しい体が欲しい体が
おかしくなったわけではないけれど
宛名が思い出せないでいるときもある
うだづまり コンビナート 噎せ返る 好奇心を穿いて
水 火の鳥
体が欲しい体が欲しいからだが
欲しくない