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家族3人でモーニングへ。祖父江町方面は、ドリンク一杯の値段で多種多様な食事を提供してくれる店が跋扈している、ような印象。モーニング営業は、客は集められても薄利に至らしめる劇薬だと思う。モーニングで店を利用した客が、相対的に客単価の高い、ランチやディナータイムに人が流れることがあるのだろうか。
そうなると店側とる手立ては、多くの客を同時に短時間で捌いて、直ぐ帰ってもらう、といったものに絞られる。大きな駐車場や敷地、客席を多数用意する。そしてクレームにならないぎりぎりまで下げられた空調で、滞在時間のカットを目論む。今日の店は寒かったね。
店を出て、緑道のような場所で少し子供を走らせる。眠気と暑さで、走るのが億劫になる。子供も早々に走るのを切り上げて、日差しから逃げるように家路に着く。

夕方からはバンドのライブ。共演の方のレコ初で、満員御礼。素人に毛が生えたような事しかしていない(演奏する楽器だって、楽器と呼べる代物か…?)私は、長い時間をかけて拵えられた歌声やプレイに対してとても畏怖の念を感じてしまう。聴きに来てくれた人に対しては、申し訳なさを感じてしまう。時間を費やすしかない。時間は見える。お客さんは、音の波を聴いている、それよりはるか手前の次元で、演者が費やした時間を見つめている。