バック、オーライ

永久になぜていてもすり減りもしない猫をなぜている。やはりすり減らない。

立派に成し遂げたことや大きくなり巣立つ家族があったから男は地べたに這いつくばることができた。でもそれは児戯の域をまるで出てない、まるで出てないねえ。

つまりそこに地べたはないってことよ。

微笑むような斑の入ったアオキが艶かしい。

雨を独り占めして…あたりには鯖の焼ける匂いが漂う。

そのコードを鳴らしてしまって本当にいいのかしら?一つの入り口が見え、その他全ての道が閉ざされるブザー音は、B♭のメジャーセブンス…

全ての道に鉄道が敷設された…乗り場所さえ間違えなければ、手許のロープだって手綱かもしれない。

でも歩いていける団地の給水塔には、考えが及びもしない。