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あのね、電車とか公共の場所でワーとかキャーとか叫んでいる子いますよね。健常者とか関係なく。高校生のドカーンとした爆発力のある笑い声も、大学生のそれも、学舎を去ってウン10年経つと、ワーとかキャーとか聞こえるわけで、それが、不特定多数の人が近くにいる落ち着かなさに由来していて、自分の存在を認識して欲しくてそうしてるのだと、仮に決めつけるのであれば僕もそうで、でもワーとかキャーでは眉を顰められるだけだと分かっているから、なんとか耳障りのいい言葉や声質を目指していて、言葉はそのための道具で、そこに込められた言語としての意味は、自分の存在を認識してほしいという願いに従属するもので意味自体に意味性は無くて、

分かりますか?カレカノの7巻のトナミくんの話をしています。