明日のマルシェのための買い出し。にわか雨の中帰宅。昔買ったレシピの本などを見つつ新しいドーナツのだいたいのレシピ…お菓子作りでだいたい、などあり得ないのかもしれないが…を構想する。
基本的に調節しかしていない。なにかを作り出した記憶はない。小麦粉・牛乳・砂糖・バターを練り固めたものを中心に穴の空いた円形にかたどって高温の油で揚げる代物をドーナツと呼んだのは私が初めてではないうえに、他の人もそう呼び習わしている。
Contact gonzo のインスタレーションを久しぶりに観る。プレイヤー間で共有されているルールを読み取ろうとしてみる。どこか、細胞内で増殖するウィルスや原子の動きに似ているように直感する。しかしそれらの物質に通底するルールを、人間に応用する場合、どういった規律としてプレイヤーに伝えるのだろうか。そこが気になる。
Norma Tanega という人の楽曲を初めて耳にする。一聴して聴き惚れる。66年の音楽とは思えない。洒落てもいるがコードの感覚に土臭さ、進行に物珍しさを覚える。聞けば民族音楽の研究を専攻していたようである。音楽の美しさが、私の首根っこを離さないままで限りなく遠くへと離陸したような感覚。ホームに立っている男の服の裾が挟まったまま発射した新幹線の様相。これだと少し怖いか。