関心して話を終える

言うまでもなく怒りや劣等感、孤独をくべて、炎を燃やして生きてきた。繊細とか嘘がつけないとか、そういった手垢のつきまくった言葉で形容して溜飲を下げるつもりはさらさら無く、出来の悪い歪な神経のバリに、あらゆることがいちいち引っかかるだけなのだろう。

そして今日も何かが引っかかる。釣りあげられる。なんだこれは、なんだこの狂乱は。

また俺が正しくて、世界が徹底的に間違ってる!!なんて、思う羽目になるのか?

クソッタレめ。なかなかしんどいんだぜ?あれ。

地道に、地道に、毎日少しずつ言葉をかけていく。細心の注意を払って、繊細に、大胆に、そして無知と不勉強から来る投げやりな非凡さをやんわりと拒み、誰かの言外の意図を好意的に汲み取って、衒学的な物言いへの衝動はこれを避け、扇動の要素を徹底的に排除し、欲望は巨大さゆえ知覚されず、そういう言葉を私は…宮沢賢治か俺は。

辞世するつもりはまだ、さらさらないぞ。