仕事は捗らず、しかし手足の自由がきく時間をどうにかこうにか間延びさせようと画策する私の中の無法者の一群が、靴下を脱がせポテトチップスを乱暴に掴んでは口の中に押し込む。
これは新しい戦争だー!なんて言ってたかもしれないし、明日も晴れる。
中指の小さな切り傷一つで世界の底意地の悪さにため息。薄い紙で指を切って…そういえば涙は血とほぼ同じ成分だったか。あくび混じりの疑問に換気扇だけが応答する。
聞いてない話を聞かされる。ワンワンとかニャーにも必ず意味があって、わかった頃には僕は彼らの友達を降りるのかもしれない。